より良い治療を受けていただくために|西瑞江歯科診療所|江戸川区西瑞江の歯医者・歯科

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より良い治療を受けていただくために
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第1話「歯科医院で歯やお口の中に入る装置の名前を正しく覚えましょう」

歯科医師が患者様とお話をする際や電話で問い合わせを受ける際、患者様が名称を間違えて理解しているために、コミュニケーションがうまく取れないことがあります。基本的なところですが確認してみましょう。

1.『入れ歯』と『ブリッジ』

共通点・・・歯が抜けたところ(欠損部位)に入れるもの
相違点・・・『入れ歯』は取り外しが必要で『ブリッジ』は固定式

『義歯(ぎし)』という名称がありますが、『入れ歯』のことを『有床義歯(ゆうしょうぎし)』、また『ブリッジ』のことをあまり用いませんが『架橋義歯(かきょうぎし)』と言います。『入れ歯』についているピンク色の部分を『床(しょう)』と言いますが、『床』のついた取り外し式の物が『入れ歯』です。ただ、ほとんどの場合『義歯』と言うと『入れ歯』のことを指します。また、『(有床)義歯』のことを歯科医師は大抵『デンチャー(Denture)』と言います。診療室においでになった時はよく聞いてみてください。

入れ歯(義歯)

ブリッジ

2.『差し歯』と『被せ物』、『詰め物』

共通点・・・1本の歯のうち虫歯や外力などで失った部分を補填して形態を再現する物。
相違点・・・補填する程度が異なります。

『差し歯』とは歯冠部分がすべて失われていて歯根に維持を持たせるもので、歯の形をした物に金属の棒がついた形態です。ただ最近ではあまり使用しません。

『被せ物』とは中程度以上の欠損部分を『コア』と呼ばれる土台で補填して歯冠部分を筒状の形態に単純化したうえで全体を被覆する、幅広く用いられる方法です。ただ欠損部分が大きい場合、『コア』ごと『被せ物』が取れてしまうと、『差し歯』と形状は似た感じとなります。

『詰め物』は比較的小規模な欠損部分を補填するもので、お口の中で即日に詰める『充填物』と型取りをして後日装着する『インレー』と呼ばれるものがあります。

被せ物

第2話「痛みの詳細を明確に伝えましょう」

痛みがあって歯科医院にかかる場合、痛みの状態をできるだけ明確に伝えることで、当日の処置がスムーズにまた、オーバートリートメントが防止できます。
初診で歯科医院を訪れると、まず「今日はどうなさいましたか?」と尋ねられるかと思います。
その際

  1. どの場所あたりが
  2. 何時ごろから
  3. どのように痛いのか

を伝えましょう。それぞれのポイントですが、

  1. 場所
    お口の中であれば、まず右か左か、上顎か下顎かがはっきりしている場合は上下も伝えてください。放散性の痛みで場所が特定できない場合は「目の下から耳のうしろまで痛い」といった表現でかまいません。
  2. 何時ごろから
    この部分は「昨日から」とか「今朝から」といった程度でかまいません。詳しくはこちらからの質問に答えていただきます。
  3. どのように
    痛みを大きく二つに分類して、何もしなくても痛い(=自発痛)と何かの刺激で痛い(=誘発痛)に分けられます。後者の場合、「物を噛むと痛む」、「冷たい物で痛む」といった具合です。最後に痛みの程度ですが、これは伝えるのが難しいところですが、まず大事なことは我慢できる程度なのか否かです。「昨夜よりよく眠れないほど痛んだ」といった感じです。

まずは患者様の訴えを伺った後、診断をするためにこちらから質問をいたします。
後は質問に対して答えていただきます。
また、明日より旅行ででかけるとか、仕事の都合でしばらく通院が難しいなどご予定についても知らせていただければ有難く思います。